2021年4月28日水曜日

先日使った個別学習の教材(振動スライドスイッチと光って回転するスティック)






先日やった個別学習で使った教材です。

写真は振動スライドスイッチに回転する光スティックをつなげたものです。
 
感覚刺激が好きな児童に使ってもらいました。

振動スライドスイッチはもともと好きなのお子さんなのですが、それだけだと振動を楽しむだけになっていたようです。

回転し光るスティックをつなげると、手を動かしながら、光るスティックの方を注視していました。

視線と手の動作が分化していて、とても良いなと思いました。

この振動スライドスイッチは容器の中ににリレーを組み込み、プラグをつないで、玩具を動かせるようにしています。


2021年4月24日土曜日

特別支援学校(肢体不自由教育)における個別学習について


 個別学習は特別支援学校において、とても重要です。


時間としては自立活動の時間、国語・算数の時間などに取り組むことが多いです。


学習グループで、子どもにマンツーマンでつける場合は少ないので、個別学習をやらない子には別の学習を保障する必要があります。


国語・算数の時間で個別学習をやる場合、個別学習をやらない子には、他の教職員が絵本の読み聞かせを行っています。


東京都肢体不自由校の場合は学校介護職員がいますので、読み聞かせは介護職員にお願いする場合があります。(個別学習の指導まで、介護職員に頼むのは難しい場合が多いです。)


自立活動を主とする課程の子どもの場合、障害が重いといわれる子ほど、個別学習は難しく、指導方法や子どもの反応の読み取りなど難しくなります。


教材は2次元(タブレット、プリント、絵、文字など)が通用しないことが多いため、3次元(立体物)の教材を使うことになります。そのため、教材の整理、運搬なども考えていく必要があります。


個別学習の方法も、教員それぞれのやり方があり、指導方法をある程度、学習グループのなかで統一するのか、各教員に任せるのかも考えなければなりません。


個別学習での子どもの様子は教員個人しか見てないわけで、学習成果がエビデンスとして残せるのは動画撮影しかありませんが、毎回やるわけにもいきません。保護者や他の教員と情報共有するにはある程度の指導方法や学習成果の記録のフレームワークを作っておく必要がるかと思います。

2021年3月31日水曜日

Microsoft Teamsを活用したオンライン保護者会













3月初旬、3日間に分けて分散して肢体不自由教育部門の保護者会を行いました。 校舎の中での保護者参加と並行して、Teamsのオンラインの生配信でも参加可能としました。 緊急事態宣言中だったので、会場の教室と開催日を分散しました。 そのため各教室にポケットwifi、全体会用の動画を流すiPad,大型TV,Teams用のiPadが必要でその手配が大変でした。 参加者はTeamsでの参加がほぼ半数でした。 今まで、参加が不可能だった訪問学級の保護者が参加できたことはとてもよいことでした。 全教室にwifiが接続可能となれば、さらにTeamsの活用が進むのになと思います。

2021年3月28日日曜日

大量の教材どうすんのか?

 


教材づくりが大好きな私。

作った教材が大量になってきました。

教材作ってなんぼの特別支援学校教員だと思います。

最近、教材の保管庫になっていた教室の教材を「全部撤去せよ」とのお達しがあり、かなり捨てましたが、まだ段ボール箱20箱以上、残ってます。

2次元の教材(紙、デジタル)が通用しない子への教材は3次元(立体教材)となるため、どうしてもかさばります。

新年度を控え、この20箱を新しい教室に入れ替えねばなりません。


ツワモノの特別支援教員はお金を出して貸倉庫に教材を保管しているということも聞いていますが・・・


教員の世界も時短、生産性をあげよ、校内をきれいにせよ!など、どんどん世知辛くなってると感じます。


若い人には当たり前のことなんでしょうが、昭和どっぷりのおっさんには辛い日々が続きます。



2020年7月3日金曜日

集団学習で教材を使うときに留意していること

自立活動を主とする課程の「国語算数」の授業をやっていて、読み聞かせの後にする活動として、「教材を操作する学習」をやっています。



自立活動を主とする課程の場合、多様な特性の子ども達がいます。

スイッチで因果関係を学ぶ子もいれば、◯と△の形を見分けるのが課題の子、また絵や文字のマッチングができる子など様々です。

そのため、それぞれの子どもに合った教材を用意する必要があります。

今は教材の共有が(感染予防のために)ダメと言われているので、教材を人数分用意するのも大変です。(授業のあとは即消毒です。)

また、集団の人数が多ければ多いほど、一人ひとりの活動時間が短くなりがちです。

教材の学習は個々に分かれて行う場合は学習時間は保障されますが、集団として学習するときのような醍醐味はありません。

自分以外の他の友だちが活動しているところは結構注目しているものなので、他の友だちが活動しているところを見て、どう感じているのかも大事な授業の要素です。



iPadで活動している場合はコネクターやappleTVで拡大画面に投影すると離れている子も気付きやすくなります。

一人ひとりの学習時間を保障するためには、読み聞かせの中で、教材を操作する活動を取り入れるのもひとつの手です。

集団授業の場合、個別学習では集中して取り組め、できることが、できにくくなることがあります。

その場合、個別で取り組む課題よりは難易度を下げることもあります。

集団授業ではいろいろな要素が絡んでくるので、毎回悩みながら取り組んでいます。

2020年7月2日木曜日

◯△⬜︎の型はめスイッチ

4種類の形はめスイッチです。

枠をつけたものが一番いれやすいですが、木の材質により、滑りが悪くなることもあるので、ロウを塗って滑りやすくしています。

◯の形も,ある程度重みがないと入りにくいことがあります。


以前は「はめ板」の厚みが4cmほどのものを使っていましたが、外部専門員のOTさんやPTさんの助言で、厚さ1cmのものを作りました。

高さが低くなったことで、より操作しやすくなりました。


2020年7月1日水曜日

振動するスライドスイッチでスーパードームを動かす



キラキラテープを巻いた筒状の部分をスライドさせると振動が起こり、さらにジャックでつないだスーパードームを動かすことができます。

振動するだけでも心地よいフィードバックが起こりますが、電動の玩具を少し離れた位置に置くことによって、「手元だけの振動に目がいってる」だけなのか、それとも「スライドさせたことにより、少し離れた電動玩具が動くことが分かる」のか、児童生徒の実態を知ることができます。

余談ですが、このブログはbloggerを使っています。久しぶりにブログをupしてみたら、youtubeをリンクさせることなく、動画をUpすることができるようになっていました。

とても便利になったものです。





2020年6月30日火曜日

「入れるとスイッチ」に木球を入れスーパードームを動かす


入れるとスイッチは基盤に四つのスイッチがついています。

上から物を落とすとスイッチが作動します。

いろいろなものに応用できます。

物を穴に入れるという活動には①物をつかむ②穴を見て、そこまで手を動かす③手を離す④物がはいっていくところを見る などいろいろな要素が含まれる大事な活動です。





2020年6月29日月曜日

握るスイッチでスーパードームを動かす

これも教材作成アドバイザーさんに作ってもらった握るスイッチです。

黒い部分の中にワイヤーが入っていて、軽い力でも入力することができます。

要望によって太さの種類のバリエーションにも対応してもらえます。




2020年6月28日日曜日

型はめスイッチとスーパードーム


◯の形を丸い枠にはめるスイッチを作製しました。スライドしていれやすいようにガードをつけました。
◯の形には棒をつけたものも作りました。

◯の形が入るとスーパードームが動きます。

これは手で◯の形をつかむのが難しい子のためにつけました。◯の形は△や⬜︎に比べ、どの方向からも入れやすく、形の弁別学習の基礎となります。

スイッチ教材はコミュニケーションを深める大事な教材ですが、教科学習用の教材にスイッチを組み込むことで、楽しいフィードバックを加えることができ、学習意欲を向上させることができます。

特にタブレットでの2次元的な教材が難しい子には立体的で触って分かる教材は重要です。

虹とおひさまの動画を参考にしました。