前回のブログで掲載した色合わせの課題のときに、さらに、それを二語文のPECSカードで示し、マカトンサインを併用しながら表現できるように学習しています。
本校に在籍するST外部専門員にアドバイスを受け、学習に取り入れてみました。
肢体不自由特別支援学校の教員です。 日々の授業のアイディア気づきなどを綴ってまいります。
前回のブログで掲載した色合わせの課題のときに、さらに、それを二語文のPECSカードで示し、マカトンサインを併用しながら表現できるように学習しています。
本校に在籍するST外部専門員にアドバイスを受け、学習に取り入れてみました。
iOS Microsoft PowerPointのスライドショーで色の電車が通過する教材を作りました。
通過する電車が消えた後、色を覚えているかどうかの学習です。絵が視界から消えるので、単なるマッチングより難しいです。
はめ板のスイッチ教材を併用することで、触ることと、カチッとはまる感触、ピンポンチャイムのアナログ的なフィードバックのある楽しい教材になりました。
Dropsの電車のシンボルはイラストレーターで色を変換し、赤、黄、青、緑、黒、白の電車の絵カードを作成しました。
しかし重ねて紙を貼ると見た目も悪く、持つ感触も悪くなります。
そこで思いついたのが、ダイソーの、貼ってもはがせるシートです。
残念ながら、貼ってもはがせるシートは光沢がなく、印刷しても色がきれいでなかったので、光沢のある貼るシート(はがれない)をはがせるシートに張り付けるとうまくいきました。
これで貼ったり剥がしたりが、やりやすくなります。
無料アプリですが、広告は出ず、踏切の音や電車の通過もわかりやすく、楽しく操作できます。
最近、教材作成のたために残業するのは、なるべくしないようにしています。体力的なことと、家庭のことにも時間を割く必要がでてきたためです。
またそれ以上にブルシットジョブ的な仕事(校務でどんどん増加の一方)に追われることが多く、それを消化しなければなりません。
立体教材を作るのには時間がかかりますし、それを必要とする実態の子も多いのですが、いままで作ってきた教材を改良したり、流用したりしていて、デジタル化で補えるところは補っています。
教材を作る時間も大事ですが、休息をしっかりとったほうが仕事がはかどるような気がします。
迂闊に教材づくりにのめりこめない昨今となりましたが、今の若い方たちは、その辺のバランスがうまいような気がします。
年明けの出勤で、若手の教員が自作していた振動スライドスイッチに不具合があるということで、修理しました。
配線は間違ってなく、半田づけも問題なし。
一時間程、格闘して、やっとリレーがおかしいというのが分かり、新しいものと交換して、不具合が治りました。
久々に半田ごてを使い、じっくりと教材に取り組むのもよいなと思いました。
成功するための練習の方法が具体的にのっていて好きな本です。
教育書ではノウハウ本とか理論書とか、実践事例のような本が多く、再現性に欠けるようなのが多く感じます。
宮城式の本は具体的すぎる学習指導方法の手本がのっており、教材があればですが、すぐ再現できます。
「成功する練習の法則」の中に、「・スキルに名前をつけて共有する」という内容があります。
宮城式の本では「で・き・た」「みてるね」「こっちとこっちは お・な・じ」など特徴的な言葉を使います。(言ってるほうは正直、恥ずかしいです・・・。もう慣れたけど)
「・スキルに名前をつけて共有する」というのに通じると思います。
これを毛嫌いする教員(特にベテラン)が多いですが、スキルに名前をつけて共有するということで、教員の頭にこびりつき、いざというときに使いやすいです。
その外にも
・手本をそのまま真似させる。
・分解して手本を示し繰り返す
など共通する内容がのってます。
個別学習は教員のスキルが試され、誤魔化しがききません。
教員になりたての方でも教材があって、本をそのまま実践すればよいので、私はよいと思っています。教材を作るのがハードルですが・・・。