2020年7月3日金曜日

集団学習で教材を使うときに留意していること

自立活動を主とする課程の「国語算数」の授業をやっていて、読み聞かせの後にする活動として、「教材を操作する学習」をやっています。



自立活動を主とする課程の場合、多様な特性の子ども達がいます。

スイッチで因果関係を学ぶ子もいれば、◯と△の形を見分けるのが課題の子、また絵や文字のマッチングができる子など様々です。

そのため、それぞれの子どもに合った教材を用意する必要があります。

今は教材の共有が(感染予防のために)ダメと言われているので、教材を人数分用意するのも大変です。(授業のあとは即消毒です。)

また、集団の人数が多ければ多いほど、一人ひとりの活動時間が短くなりがちです。

教材の学習は個々に分かれて行う場合は学習時間は保障されますが、集団として学習するときのような醍醐味はありません。

自分以外の他の友だちが活動しているところは結構注目しているものなので、他の友だちが活動しているところを見て、どう感じているのかも大事な授業の要素です。



iPadで活動している場合はコネクターやappleTVで拡大画面に投影すると離れている子も気付きやすくなります。

一人ひとりの学習時間を保障するためには、読み聞かせの中で、教材を操作する活動を取り入れるのもひとつの手です。

集団授業の場合、個別学習では集中して取り組め、できることが、できにくくなることがあります。

その場合、個別で取り組む課題よりは難易度を下げることもあります。

集団授業ではいろいろな要素が絡んでくるので、毎回悩みながら取り組んでいます。

2020年7月2日木曜日

◯△⬜︎の型はめスイッチ

4種類の形はめスイッチです。

枠をつけたものが一番いれやすいですが、木の材質により、滑りが悪くなることもあるので、ロウを塗って滑りやすくしています。

◯の形も,ある程度重みがないと入りにくいことがあります。


以前は「はめ板」の厚みが4cmほどのものを使っていましたが、外部専門員のOTさんやPTさんの助言で、厚さ1cmのものを作りました。

高さが低くなったことで、より操作しやすくなりました。


2020年7月1日水曜日

振動するスライドスイッチでスーパードームを動かす



キラキラテープを巻いた筒状の部分をスライドさせると振動が起こり、さらにジャックでつないだスーパードームを動かすことができます。

振動するだけでも心地よいフィードバックが起こりますが、電動の玩具を少し離れた位置に置くことによって、「手元だけの振動に目がいってる」だけなのか、それとも「スライドさせたことにより、少し離れた電動玩具が動くことが分かる」のか、児童生徒の実態を知ることができます。

余談ですが、このブログはbloggerを使っています。久しぶりにブログをupしてみたら、youtubeをリンクさせることなく、動画をUpすることができるようになっていました。

とても便利になったものです。





2020年6月30日火曜日

「入れるとスイッチ」に木球を入れスーパードームを動かす


入れるとスイッチは基盤に四つのスイッチがついています。

上から物を落とすとスイッチが作動します。

いろいろなものに応用できます。

物を穴に入れるという活動には①物をつかむ②穴を見て、そこまで手を動かす③手を離す④物がはいっていくところを見る などいろいろな要素が含まれる大事な活動です。





2020年6月29日月曜日

握るスイッチでスーパードームを動かす

これも教材作成アドバイザーさんに作ってもらった握るスイッチです。

黒い部分の中にワイヤーが入っていて、軽い力でも入力することができます。

要望によって太さの種類のバリエーションにも対応してもらえます。




2020年6月28日日曜日

型はめスイッチとスーパードーム


◯の形を丸い枠にはめるスイッチを作製しました。スライドしていれやすいようにガードをつけました。
◯の形には棒をつけたものも作りました。

◯の形が入るとスーパードームが動きます。

これは手で◯の形をつかむのが難しい子のためにつけました。◯の形は△や⬜︎に比べ、どの方向からも入れやすく、形の弁別学習の基礎となります。

スイッチ教材はコミュニケーションを深める大事な教材ですが、教科学習用の教材にスイッチを組み込むことで、楽しいフィードバックを加えることができ、学習意欲を向上させることができます。

特にタブレットでの2次元的な教材が難しい子には立体的で触って分かる教材は重要です。

虹とおひさまの動画を参考にしました。















2020年6月27日土曜日

DropTalk  もともと作ってあるキャンバスを キャンバスリンクさせる 方法

DropTalkのキャンバスに、もともと作ってあるキャンバスをリンクさせる方法があります。

 これを使うとリンク先を簡単に変更することができます。 

朝の会のスケジュールを使い司会進行するときに、給食のメニューにリンクさせることがあります。
しかし、給食のメニューは毎日変わるため、この機能を使うと簡単にリンク先を変更することができます。

リンクするときは、リンクしたいキャンバスをコピーします。 

そしてリンク状態にしたキャンバスにペーストします。

キャンパスに触れるとリンクのタグがでて、小さな〇がでてきます。

 〇と〇をマインドマップのようにリンク先からリンク先へ曲線を指でつなげるようにします。

 ちょっと慣れる必要がありますが、できるようになると便利です。 やり方を動画にして貼ってあります。(動画ではスケジュールキャンバスに、もともとつくってあった「朝の会の歌のキャンバス」をリンクさせ、そのあと、もともとつくってあった「天気四択のキャンバス」をリンクさせています。)










2020年6月26日金曜日

振動する全方向スイッチで玩具(スーパードーム)を動かす




動いている玩具(スーパードーム)も教材作製アドバイザーさんに作ってもらいました。

スーパードームの半球部分を押しても動きますし、動画のように外部スイッチをジャックにつなげて動かすことができます。

またこの玩具自体にジャックで別の玩具に繋ぐとスイッチの代わりになります。

振動する全方向スイッチ



振動する全方向スイッチです。 勤務校の教材作成アドバイザーさんに作っていただいたものです。

棒の中に振動モーターが入っています。

児童生徒さんが眠くて覚醒できてない場合、触れると手元が振動するのでスイッチに気づきやすいです。

ただスイッチ自体が振動するので動かす玩具などに気づかず、スイッチに視線がいってしまう場合があります。

その場合、動かす玩具を本人の視線が届く位置まで近づけてあげると気づきやすくなります。