参加者は8名でした。
今回は「振動スライドスイッチ」をみんなで作ろうというテーマで行いました。
スイッチと振動する箇所が、ほぼ同じ場所にあり、”行為と結果”の因果関係の理解が難しい子にも、直観的にわかりやすい教材になっています。
また、よくありがちな、スイッチ教材のコードが、なく、単体で教材として成り立っているので、子ども一人で遊ぶことができます。
「感覚と運動の高次化理論」でいう”視点と終点”を理解する教材として、よく筒を抜く教材が紹介されますが、この教材は筒を横に滑らせることによって、子どもたちの大好きな「振動というフィードバック」が得られます。
振動モーターにはダイソーの電動歯ブラシから抜き出した物を使ています。
秋葉原にもいろいろな振動モーターが売っていますが、sindouws bowl使う円盤型のスイッチでは大きい物を震わせるのには不十分です。
ダイソーの電動歯ブラシの振動モーターは結構強力なのですが、心地よい振動となります。
これが、マッサージャーに使うようなモーターを、このような教材に使うと、逆に強力過ぎて不快になります。
「常同行動が強い子は、自分の身体に刺激を与えて、自分自身を教材にしている」とある本に書いてありましたが、このような子の場合、なかなか外界に興味を向けさせることが難しいです。
そのような子の興味を外界に向かわせる教材としては、揺らし系のシーツブランコ、スイング系の吊らし遊具、等が有効ですが、一人で遊べる教材として、この教材はとてもよいです。
教材製作講座では、木を使うということで、事前になるべく軽くて、きれいで、丈夫な木材を使い、ある程度切断や穴あけをしておきました。
6人分の材料をそろえるのだけで、結構大変でしたが、当日は約2時間半で、全員無事完成させることができました。
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