2021年4月24日土曜日

特別支援学校(肢体不自由教育)における個別学習について


 個別学習は特別支援学校において、とても重要です。


時間としては自立活動の時間、国語・算数の時間などに取り組むことが多いです。


学習グループで、子どもにマンツーマンでつける場合は少ないので、個別学習をやらない子には別の学習を保障する必要があります。


国語・算数の時間で個別学習をやる場合、個別学習をやらない子には、他の教職員が絵本の読み聞かせを行っています。


東京都肢体不自由校の場合は学校介護職員がいますので、読み聞かせは介護職員にお願いする場合があります。(個別学習の指導まで、介護職員に頼むのは難しい場合が多いです。)


自立活動を主とする課程の子どもの場合、障害が重いといわれる子ほど、個別学習は難しく、指導方法や子どもの反応の読み取りなど難しくなります。


教材は2次元(タブレット、プリント、絵、文字など)が通用しないことが多いため、3次元(立体物)の教材を使うことになります。そのため、教材の整理、運搬なども考えていく必要があります。


個別学習の方法も、教員それぞれのやり方があり、指導方法をある程度、学習グループのなかで統一するのか、各教員に任せるのかも考えなければなりません。


個別学習での子どもの様子は教員個人しか見てないわけで、学習成果がエビデンスとして残せるのは動画撮影しかありませんが、毎回やるわけにもいきません。保護者や他の教員と情報共有するにはある程度の指導方法や学習成果の記録のフレームワークを作っておく必要がるかと思います。

0 件のコメント:

コメントを投稿