2023年2月15日水曜日

BIGmackを使った物の永続性の学習














 BIGmackに本人の好きな手遊び歌を録音し、タオルで隠したり、箱で隠したりしても、入っていることが分かって、探し出す学習をしました。

タブレットのVOCAアプリもよいのですが、丸い大きなスイッチをバコンと叩き、大音量の音が出るBIGmackは、叩いた感触も分かりやすく、その操作の確実性はやはりすごいと思います。


延滞反応の学習の箱だと大きい物が入らないので、逆に上からタオルで隠したり、箱で蓋にして隠すのも良い方法だと思いました。


絵カードの弁別や、〇△□など形の弁別、色の弁別などの選択課題が難しい子には、隠した二つものから選ぶ、または好きな方を選ぶというのが、選択課題として適当かなと思います。

この学習の対象の子は、知覚運動水準と呼ばれる段階になります。


このような発達段階のカテゴリー分けは、厳密にいえば、々の子どもにとって、すべて当てはまることはないのですが、大まかなフレームワークとして捉えることは、教材を用意する目安になりやすいです。(感覚と運動の高次化理論では、発達段階によって使用する教材が明確です。)

教材を使ってみて、合ってない教材は修正すればよいので、大まかな発達段階をとらえるということは大事かなと思います。



2023年2月13日月曜日

試行錯誤させると学習が身につかない段階

 



夏季休業中に筑波大の川間先生の講義で、感覚と運動の高次化理論の内容が出てきて、以下の趣旨の内容が話されました。

        パターン知覚水準

   【見分ける目】

        定型発達の場合  1歳、23か月
        初期学習
         試行錯誤させると身につかない
        エラーレス学習
      最初は子供の手をとって一緒に行う。

       この段階にある子ども達の多くは、パターンで処理するため自由場面や新しい場面は 苦手であることが多く、強く拒否する。
       起承転結は一定にしておくと安定する。

PECSでもフェイズⅠなどの初期段階では、誤学習をさせないため、支援者が手を取ってカードを一緒に渡します。

スイッチでも、本人が押そうとするときに、なかなか押せない場合,は一緒に押すことも必要な場合があると思います。(あくまで、本人が押そうとする場合、あるいは押して結果が感じられたが場合で、本人に押した実感がなければ、何の意味もありません。)

  

2023年2月11日土曜日

新しいiOSで簡単に写真の背景透過ができるようになった。

 




新しいiOSなってから、写真の切り取りたい部分を長押しするだけで、その部分を切り取ることができるようになりました。

写真は自分が塗装した、ガンプラのズゴックです。

2023年2月10日金曜日

二文字の文字構成の学習












  絵カードのマッチングで、「リンゴの葉っぱがあるない」「猫が机の上にいるか下にいるか」「車ドアが開いているのは右か左か」など細かい違いが見分けられるようになると、文字の弁別学習に移ります。

一文字の弁別学習がある程度できるようになると二文字の弁別学習に移ります。


一文字の弁別だと正選択肢と誤選択肢が、「は」と「に」、「め」と「う」など、全く関係ない文字の選択になります。


しかし,二文字になると「いす」の「い」と「す」、「はな」の「は」と「な」から選択するので、はめ板に入れる順番を選択するということになります。


したがって、1番目に正解すれば、2番目は一択となり、易しい課題となります。

2023年2月9日木曜日

iPadでスイッチ操作するときに押したままだと反応しないときの対応



iPadタッチャーなどを使い、 iPadをスイッチで操作するときに、押したままにしてしまう子が結構多いです。しかしそのままだとiPadが反応しません。その場合の対応として仙台高専のラッチ&タイマーを使ってます。

iPadタッチャーを販売している会社で、同じ機能のあるスイッチヘルパー・ワンショットを販売していたようですが、今は販売されてないようです。

iPadの設定だけで、そのようなことができるのかもしれませんが、私には分かりませんでした。

アプリ単体には、そのような機能がついている場合があります。

2023年2月8日水曜日

Finger Board Proで文字の弁別教材をつくる










Finger Board Proで、宮城本に載っている文字の弁別教材を作ってみました。

マグネットボックスという機能を使います。


肢体不自由の子どもには少し操作しづらいかもしれません。

2023年2月7日火曜日

FingerBoard Pro 三択課題

 





fingerBoard Pro は無料で教材が作成できるすぐれたアプリです。

三択で正解を選ぶ教材を作成しました。

アプリの設定で、タップしてから、指を離さなくても反応することが可能です。

絵カードの色合わせのときに、二語文のPECS→二語文のマカトンサインで表現する学習




 前回のブログで掲載した色合わせの課題のときに、さらに、それを二語文のPECSカードで示し、マカトンサインを併用しながら表現できるように学習しています。

本校に在籍するST外部専門員にアドバイスを受け、学習に取り入れてみました。

2023年2月6日月曜日

iOS Microsoft PowerPoint「でんしゃでさがそう」と、はめ板を使った学習(通過する電車の色を見てから、同じ色の電車のはめ板を選ぶ学習)












 iOS Microsoft PowerPointのスライドショーで色の電車が通過する教材を作りました。


通過する電車が消えた後、色を覚えているかどうかの学習です。絵が視界から消えるので、単なるマッチングより難しいです。


はめ板のスイッチ教材を併用することで、触ることと、カチッとはまる感触、ピンポンチャイムのアナログ的なフィードバックのある楽しい教材になりました。


Dropsの電車のシンボルはイラストレーターで色を変換し、赤、黄、青、緑、黒、白の電車の絵カードを作成しました。

ダイソー 貼ってもはがせるラベルシール




 はめ板を使う教材に、以前は印刷した紙をのりで貼っていましたが、そうするとはがしにくいので、板の数も限りがあり、違う紙をその上から貼り付けることがありました。


しかし重ねて紙を貼ると見た目も悪く、持つ感触も悪くなります。


そこで思いついたのが、ダイソーの、貼ってもはがせるシートです。


残念ながら、貼ってもはがせるシートは光沢がなく、印刷しても色がきれいでなかったので、光沢のある貼るシート(はがれない)をはがせるシートに張り付けるとうまくいきました。

これで貼ったり剥がしたりが、やりやすくなります。