今回、中学部のゲーム種目(徒競走に出ない生徒の競技)が昨年のボウリング(小さな滑り台を利用してボールでペットボトルのピンを倒す)から今回のモンスターハンターに変更された理由は以下の通り。
我がグループ(要医ケア、健康状態が不安定な生徒が在籍)の生徒のように自分で身体を動かせる部分が少ない場合ボウリングでは教員のやらせになり、見せ場が少ない。(教員と一緒にやるというのも大事だとは思いますが、それだけでは・・・)という意見が上がったからです。
また (徒競走に出ない生徒の競技)といっても、5つの課題別グループにまたがった生徒がおり、それぞれ認識面においても、運動面においても、大きな開きがあります。
そこで3コースに分け、それぞれの発達段階に合ったと思われる競技に出場してもらうようにしました。
このアイディアは、先日のブログのアセスティブテクノロジー部会で棒スイッチの棒を分けてくださったK先生と前任校の運動会の内容を大幅に変えた経験があり、その記憶が大いに生かされています。
1コースは我がグループ(要医ケア、健康状態が不安定な生徒が在籍)の生徒が出場するコースで、自分では手が動かせる生徒もいますが数名、顔を動かせる生徒が数名。訪問籍の生徒も出場。
スイッチ操作に関しては普段の授業で4月からずっと使っており、2,3コースの生徒よりもスイッチ操作には慣れていました。
また大型画面とPCを使った授業も積み重ねてきていたので、立体物のモンスターを倒すより、画面のモンスターを倒すほうが生徒達にとっては視認しやすい活動のので、これを取り入れました。
また体育的活動としては、ボールスライダーの上で教員に抱っこされて載り、動くことを体感し、手や顔を動かしてスイッチ操作をすることを課題としました。
低い位置で動くボールスライダーはわがグループの生徒達にとっては認識しやすく、おもしろい活動だったようです。
問題は競技中でも、喘鳴があったり、SPO2が下がったりするとそのケアをしなければなりません。
気管切開の生徒もいます。
車椅子の乗せおろしも慎重にやらなければなりません。
当日はグループの4人の教員と競技中の教員の動きのシュミレーションを念入りにし、万全の体制で臨みました。
幸い本番では体調は皆良好で、吸引などの必要もなく、なんと1コースは欠席者なしの全員参加で無事競技を終えることができました。
AbleGamers End of an Era
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[image: Patrick McNee from The Avengers, smiling wryly and tipping his
bowler hat.]
A tip of the hat for 20 years (40 years jointly) of work in game
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8 時間前
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