感覚入力水準(感覚と運動の高次化理論)の段階にいると思われる子は、目で見て外界を判断することが難しく、前庭覚、固有覚、触覚が優位です。
視力がないわけではありませんが、前庭覚、固有覚、触覚が優位なため、自己刺激行動(首を振る。ロッキング。頭を叩く等)をとっていることが多く、自分の身体が教材になってしまっています。
このようなお子さんの課題としては「(目は使わずとも)自分の動きと感覚刺激の因果関係が理解できること」があげられます。自己刺激行動だけの世界から脱し、少しずつ外界の楽しさを感じさせることが大事になります。
その段階の子のスイッチ教材としてはスイッチと動く部分が一体化し、振動するような物が一番有効です。
スイッチで動く物はあまり複雑な刺激(例えば、光と音と動きが複合されているような物)よりも単一の刺激(音だけ、振動だけ等)が分かりやすくなります。
スイッチと動く部分が一体化している教材は作るのに少し時間がかかりますが、コードの線が外に長く出てないので、接続したりせず、すぐ使えることと、壊れにくいという利点があります。
この教材は、円筒型の棒をスライドさせると横のマイクロスイッチにあたり振動するものです。
玩具やタブレットを渡しても、一人でなかなか遊べない子が2,30分ずっと一人でカチカチ動かして遊び続けています。
振動というフィードバックを、他人からでなく、自分の動作で起こすことができる教材として、やはりスイッチ教材はとてもすごいなと思います。
2nd: CanAssist Switch Dodgeball Launcher
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9 時間前
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