2016年9月19日月曜日

グニャリとしなる棒スイッチ

手の不自由な子にとても有用な棒スイッチはちょっとした力でどの方向に動かしても反応する優れたものです。

しかし手の操作性にあまり問題のない子が使うとフレキシブルスイッチのバネの部分とサンテック丸棒の柔らかさもあってダイレクトな操作感が薄れるような気がします。

そういいう子には丸棒の部分を固い素材に変えた方がよいかなと最近思います。

マジカルトイボックスの本で頬で操作するのに卵型の発泡スチロールを使う例が掲載されていましたが、これだと手で触ってもダイレクト感が伝わりやすいと思います。

2016年7月14日木曜日

光るオモチャの改造

中に空洞があるので、ボックス型ジャックを取り付けやすかったです。

2016年7月13日水曜日

第42回マジカルイベントで販売予定のオモチャ④

ピストル型で光量は③のオモチャと同じですが、
光の形とサウンドが違います。

第42回マジカルイベントで販売予定のオモチャ③

かなり光が強く天井までとどきます。

エスニックな音楽とともに光が回転します。

近くで見ると目をやられそうです。

体育館等広いところでも活躍しそうなオモチャです。


第42回マジカルイベントで販売予定のオモチャ②

いつでも手に入りそうですが、
探そうとするとなかなか見つかりません。

2016年7月12日火曜日

第42回マジカルイベントで販売予定のオモチャ①

製作講座の会場で販売する予定です。



2016年4月29日金曜日

宇佐川 浩 著「障害児の発達臨床とその課題― 感覚と運動の高次化の視点から」 (淑徳大学社会学部研究叢書 発達の質的視点から見た教具論


「たすくの療育 J☆skepアプローチ」という書籍の参考書籍としてこの本が出ていたので読んでみました。 教材を作る上でとても参考になります。 以下  適当な覚え書き














(2)発達の質的視点から見た教具論p191
  感覚入力水準~感覚運動水準
    1)触覚系教材
      人肌に近い温度
      触り心地が感じられる素材
  感覚入力水準~知覚運動水準
    2)音出しによる単純な因果関係理解の教具
      打楽器
      ラテン楽器
      キーボード
      スイッチによる電子音
        多方向スイッチ
        板式スイッチ
        スポンジ式スイッチ
      たたく→振って音を出す→バチを使って叩く
  感覚運動水準~知覚運動水準
    3)始点を理解して運動を方向づける教具 p193
      すべらせる
      入れる
      始点から終点が分かる教材
        輪抜き
        スライディングブロック
        スライディングはめ板
        缶(ビン)入れ
          透明なビン
            ビー玉
              中身が見える
        写真47
  知覚運動水準
    4)二つの運動の連鎖・手段をつなげて目的を達成する教具
      始点→終点・始点→終点と二つつなげた教具
      二方向・多方向運動付けの教材
      因果関係が2,3ある教材
  知覚運動水準
    5)簡単な目と手の協応や円のはめ板
      ものや容器に入れて中に落ちる
        ようじさし
        ビー玉入れ
        ボタン入れ
        貯金箱
  パターン知覚水準
    6)みわける弁別教材 
      ①二種弁別
      ②三種弁別
      ③2×2種弁別
      ④多種弁別
      写真48
  パターン知覚水準~対応知覚水準
    7)初期位置記憶の教材 p194
      隠された物の位置を当てる教材
        ①二種位置記憶
        ②三種位置記憶
        ③2×2種位置記憶
        写真49
  対応知覚水準~象徴化水準
    8)みくらべ弁別 対応弁別の教材
      対応弁別
        相手の指示した図形をみて、手元の図形から弁別すること
        手元の図形から選んではめる
    9)視覚的模倣活動
      第一段階
        気が向くと一方的に出す模倣
      第二段階
        繰り返された場面で出るパターン的な模倣
      第三段階
        その場でみた新しい形を即時的にまねする対応模倣
      第四段階
        動作表現をイメージできる象徴的模倣
      写真51
        絵を見て模倣する
  対応知覚水準~概念化2水準
    10)細部を見分ける視知覚弁別の教具 p195
      写真52
        絵合わせパズル
          下絵なしの8枚ピース
          下絵なしの4枚ピース
        位置把握
          6枚もの
          3枚もの
  象徴化水準~概念化2水準
    11)全体を捉える視知覚弁別教具 視覚情報の統合的理解p196
  象徴化水準~概念化1水準
    12)聴き分ける聴知覚弁別教具
  象徴化水準~概念化2水準
    13)高次の記憶課題
    14)言語理解と言語産出の教具
    15)イメージ活動
    16)役割取得活動
    17)概念化の教材・教具

2016年3月13日日曜日

鳥のオモチャの改造

ある方から子どもが気にいているオモチャにスイッチをつなげられるようにしてほしいと依頼を受けました。

最近流行っている北欧雑貨屋で購入したそうです。
(一般的なこういうオモチャに比べると安価だったそうです。)

最近、こういうオモチャは入手困難なのですが、このオモチャは動きもよいし、音も柔らかでよいと思いました。


(音がけたたましいと嫌がるお子さんもいますし、連続して遊ぶ場合はうるさくない方が回りに迷惑がかかりません。)

改造はマイクロスイッチに直接半田付けしようと思ったのですが、ケースに入っていて取り出すのが困難そうなので、途中のケーブルを切ってそこにスイッチジャックのケーブルをつなぎました。

つないだ同線の部分はショートしないように熱収縮チューブでコーティングしました。



















































2016年2月21日日曜日

日々の給食視覚支援

毎日の朝の会で給食メニューを提示しています。

パワポに貼りつけると印刷しやすいです。

毎日カラー印刷して提示してます。

画像がgoogle画像から。背景はなるべく透過させています。

2016年2月6日土曜日

支援機器を学校介護職員が使う場合

都立の肢体不自由の支援学校はほぼ全校で(たぶん)来年度から学校介護職員が全校配置されます。
本校では昨年度から入っています。

学校介護職員は教員免許持ってる方もいますが、福祉の資格しか持ってない方のほうが多いです。
自分が授業する中で介護職員さんにも支援機器(主にスイッチ)を使わせる場面があります。

支援機器を学校介護職員さんが使う場合
  スイッチを押すと動くというのはわかるが
    どう子どもに使わせたらいいかわからない方がいます。
   
その場合、神の手を連発し、子どもの手を大人がとって無理やりバンバン押す場合がありました。

    スイッチを子どもに使わせる意味がわかってないからです。介護職員さん自身、使う意味がわからないから自分からはスイッチにさわりたがらない場合もあります。(スイッチがあっても他のアナログな道具があれば、そちらばかり使いたがる。)

支援機器の扱いに関して、介護職員の方にもセンスのいい方と悪い方がいます。

    重度重複の学級担当の介護職員さんは子どもの小さな反応に敏感で、スイッチの使い方がよくわかっている場合が多いかなと思います。
(これは教員にもいえることかな。教員もスイッチ使いたがらない人いますし。)

    重度重複でない学級の介護職員さんは子どもからの反応がたくさんあるので、小さな反応には気づきにくいのかなと思います。

本校で行うスイッチ製作講座には最近、教員よりも学校介護職員さんの方が多く参加します。
作るのが一番使い方が分かると思うので、学校介護職員さんへの啓蒙も大事かなと思う昨今です。