2018年3月18日日曜日

できなさの意味「感覚と運動の高次化からみた子ども理解」より











できなさの意味

  ①「できないから、わからない」
    単純すぎる見方
    本当に分かってないのか?

  ②「わかるけど、応じられないからできない」
    教員(支援者)の関わり方、慣れているか、慣れてないかによって応じられるかもしれない

  ③「わかるけど、表出できないからできない」
    教員(支援者)の関わり方、支援が表出できるツールを用意すれば、できるかもしれない

  ④「わからないが、見かけ上できてしまう」
    見せかけの表出に惑わされないこと
    やれてるけど、本当に分かっているのか?
 視線入力で反応してるけど、赤外線が目に反応してるだけで、本人は見ている意識がないとか・・・
 スイッチ押して、オモチャ動いているけど、本人は因果関係わかってないとか・・・

障害の重い子への指導では、こういう観点ってとても大事ですね。

卒業証書授与(中高・女子)


2018年3月15日木曜日

2018年3月14日水曜日

授業者支援会議21件のファシリテーターをやり終えました。

 今年度は研究研修担当として研究授業の日程調整と授業者支援会議の進行役(ファシリテーター)をしました。


授業者支援会議については、ネットにはあまり情報がないですが、こちらのPDFのp82~p83あたりに内容が少し出ています。

ここに出てくるお方が開発したものです。


雑誌では2012年の実践障害児教育 8月号に掲載されています。(キンドルでも購読できます。)


勤務校は肢体不自由部門が4月に開設されたばかりなのですが、部門の教員は全員、研究授業をやることになりました。

研究授業の後は授業者支援会議という形で研究協議会を持ちました。そのすべてに私がファシリテーターとして参加しました。


従来の一般的な研究授業はフルで見学できる教員が少なく、少し見ただけの教員が授業後の協議会に参加しても、当たり障りのない感想や良かったことの羅列。


 ○時○分の児童も行動がどうのこうの等、授業者にとっては実りのないものに終わりがちでした。 少ししかみてない大勢の教員が話すと時間が超過することもよくあります。


 授業者支援会議では見学する教員は少なくてもよいのでかならず最初から最後までフルで見学できる体制を学部でとります。


見学者は指導案とともに授業者から授業のここの部分の改善点をあげてほしいというオーダーをもらいます。 見学者はそのオーダーにそった意見を付箋に太く分かりやすい文字を短文で端的に書いていきます。


 支援会議では見学者がその付箋を大きな模造紙に貼っていきながら意見を伝えます。 授業者はその中から使えるものを次の授業に生かすというもの。


 協議会は短くて15分。長くても25分程で終了となります。


付箋をカテゴリー分けを瞬時にやるのが、ファシリテーターの役目なので、最初はなかなかうまくできなかったのですが、さすがに、20件以上こなすとできるようになりました。


今、授業改善のまとめを実施者の方々にやってもらってる段階で、4月には冊子にして閲覧できるようにします。






酸素吸入 歩く人 (女子)