2023年3月12日日曜日

書籍「反脆弱性」



















 最近面白いと思った本です。

書籍の題名は「脆弱の反対」という意味です。


「脆弱」イコール「脆さ」ということで、「脆くない」ことが最強であるという意味です。


「脆くない」ということは「頑強」とは違うということで、「頑強」は実は一回大きな衝撃が加わるとぶっ壊れ安いと書かれています。


勉強して経験を積み、絶対的な確信をつかみすぎたり、自信過剰になるのは、危険ということかなと思います。

教育書ではないのですが、仕事や生活においてとても示唆に富む内容だなと思います。


学校生活や授業中においても想定外のことが起こります。

また特に特別支援教育の場合は対子ども、対保護者よりも、対同僚、対上司の関係において精神的ダメージを受ける場合が多々見られます。(サイコパスのような人やマウントとりたがるような人は教職員の中にも結構見受けられます。)


まあ、こういう人間関係が耐えられないならば、障害児者と関わる仕事は他にもたくさんあるし、自分で起業するという手もあります。


病んでどうにもならなくなる前に色々な仕事の選択肢を探ることも、今後は大事になってくるかと思います。


公立の教員の仕事はバカバカしい内容も多いし、バカな上司にでくわすと最悪なので、優秀な方は早く上にのしあがるか、とっとと別の道を進むのでしょう。


本書の内容に戻りますが、何が起こっても、臨機応変に考え、動けるようになるには、柔軟性が必要であり、精神が壊れない程度の苦難に晒され、少々の苦労には慣れていくしかないようです。

ニコラス タレブさんの他の書籍には「身銭を切れ」というのもあります。偉くなると実践から離れ、現場のことが分からなくなる場合もあるかと思われます。


身銭を切らない人間は弱いのです。





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