2014年11月29日土曜日

2014年11月27日木曜日

2014年11月24日月曜日

ポンポンを振る(女子)


ポンポン(赤)

モジャモジャ系のシンボルは作るのがむずかしい・・・

第三回スイッチ製作講座



だいぶ前になってしましましたが、11月7日に今年度三回目のスイッチ講座を開催。

例年そうですが年末に近づくほどに参加者が少なめになります。

学園祭が2週間後に控えていたのもあって参加者は12名程度でした。

おにぎりVOCAの録音スイッチを録音マイクを外に出し、使いやすくする工夫も見られました。

この講座とは関係ないですが、実は本校では4月から教材作成アドバイザーが来てくれています。

マジカルイベントでおなじみの工房たーちゃんのおうちを運営なさっている方です。

振動する握るスイッチや振動する全方向スイッチ等、教員の難しい要望に応えていろいろなスイッチをつくってくださっています。

自分も電池式の電動ドリルをスイッチにつなげられるものを作ってもらいました。


障害の重い子どもの目標設定ガイド: 授業における「学習到達度チェックリスト」の活用

この書籍を買うと「重度重複障害を持つ子どもの目標設定のためのチェックリスト」のデータ(エクセル形式、PDF形式)がダウンロードできます。

今後もHPで最新版を更新していくそうです。

本の厚みがなく、価格もそれほど高くないので気軽に購入できるのもよいです。

ページ数少ないけど重要な点が項目ごとにわかりやすく掲載されています。

0歳児から1歳児までの段階を6段階(1、2、4、6、8、12)に分けていて、スコアは月例に該当するのも分かりやすいです。

重度重複障害を持つ子どもの場合0歳児から1歳児までの段階をゆっくりのペースで発達するか、または同じ段階に長くいることが多いように感じますので、次の目標を設定するのが難しいです。その点ではこの段階を6段階と分けられているのはありがたいと思いました。

(重度重複障害のこどものコミュニケーション面についての段階表については他の書籍がありますが)今回紹介するこの書籍は重度重複障害を持つ子どもの教科としての「国語」「算数」について目標設定するためのチェックリストを作成することができるのがよいところです。

今、重度重複障害のこども「国語算数(みる・きく)」の授業をやっていて算数についてはどのようにとらえていいのかよくわからなかったので、その点についてのヒントがもらえました。

チェックリストは目の不自由さや手指の操作の困難さは考慮してないとのことで、それを代替する行動を検討する必要があるとのこと。

著者の徳永先生は昔の久里浜養護で重度重複の肢体不自由の教育にあたられていたそうなので、そのへんのことも配慮されています。

このチェックリストを使うにあたっての限界点も示され、授業をおこなうにあたってはこのリストだけに頼るのはよくないと書かれています。

ひとつの参考にしながら専門的な技術を生かしてダイナミックな授業をしてほしいとのことで、好感の持てる本です。

2014年11月20日木曜日

二人用聴診器

経鼻管チューブから水分や栄養剤を注入する前に胃に空気が入るかどうか、シリンジで空気を入れます。

そのときに音が聞こえるかどうかメインとサブの二人で音を聞くときに使用する聴診器。

聞こえなければ胃にチューブが達してないことになり、保護者に来てもらわなければなりません。

この聴診器、個人的には最近ヘビーに使ってます。

2014年11月18日火曜日

2014年11月16日日曜日

粘土の活動(女子)


就労移行支援事業所を経て就労した卒業生

先週、昨年度、卒業して就労移行支援事業所に進んだ生徒が企業就労をしたということで、本校に報告に来てくれました。

就労移行支援事業所は2年間、職業訓練をして企業就労を目指す、総合支援法に定められた福祉施設です。

2年のうち就職が早く決まれば、その時点で就労移行は退所になり、企業へ移ることになります。

肢体不自由特別支援学校の場合、就労を目指す生徒の実態が個人によってかなり違いがあります。

肢体不自由特別支援学校の就労を目指す生徒はわりと人とのコミュニケーションに問題はないことが多いのですが、健康状態、移動の手段(車いす、クラッチ)、ADLが自立しているかどうか等様々です。また外出機会が少なかったり、社会的な経験量少なかったりすることも多いです。夢や希望が持っていても、現実的な経験やスキルがそれに見合ってなかったりします。

最近の障害者雇用は知的障害から精神障害が注目されてきているようですが、肢体不自由特別支援学校にいるような生徒の実態はなかなか企業には分かってもらえていないような気がします。

肢体不自由特別支援学校の生徒にマッチングする企業を見つけ出すのは進路専任がだいたい一人しかいない東京都の肢体不自由特別支援学校ではとても難しいと思います。

就職が決まったこの生徒の場合も自分が進路専任のときはなかなかいい企業が見出せず、就労移行支援事業所に行くことになりました。

しかしそこの就労移行支援事業所はすぐに本人にマッチした企業を見つけてくれ入って半年で就職をすることができました。
本人は在学時代パソコンが苦手だったのでそういった仕事は難しいと思っていたのですが、決まった企業はパソコンを使った仕事だそうです。
文字入力ではないパソコンを使った仕事もあるようなんです。本人はパソコンは不得意でしたが、スマホ操作はよくやっており、そのスキルで仕事になるようでした。

就労移行支援事業所にもいろいろなところがありますが、知的障害と精神障害にはノウハウがあっても肢体不自由に詳しいところはなかなかないようです。

今はパソコンを使った在宅就労などの道もあります。

肢体不自由校にとっては卒業後すぐ就労でなはく、ワンクッション置いて就労を目指すという方法は一つの選択しになるのではないかと思います。

その卒業生と1時間ほど懇談しましたが、初めての給料は何に使うの?と聞いてみたら「母親に寿司をごちそう」すると言ってました。
卒業して半年ですが、大人になったなとうれしく思いました。