2014年11月16日日曜日

就労移行支援事業所を経て就労した卒業生

先週、昨年度、卒業して就労移行支援事業所に進んだ生徒が企業就労をしたということで、本校に報告に来てくれました。

就労移行支援事業所は2年間、職業訓練をして企業就労を目指す、総合支援法に定められた福祉施設です。

2年のうち就職が早く決まれば、その時点で就労移行は退所になり、企業へ移ることになります。

肢体不自由特別支援学校の場合、就労を目指す生徒の実態が個人によってかなり違いがあります。

肢体不自由特別支援学校の就労を目指す生徒はわりと人とのコミュニケーションに問題はないことが多いのですが、健康状態、移動の手段(車いす、クラッチ)、ADLが自立しているかどうか等様々です。また外出機会が少なかったり、社会的な経験量少なかったりすることも多いです。夢や希望が持っていても、現実的な経験やスキルがそれに見合ってなかったりします。

最近の障害者雇用は知的障害から精神障害が注目されてきているようですが、肢体不自由特別支援学校にいるような生徒の実態はなかなか企業には分かってもらえていないような気がします。

肢体不自由特別支援学校の生徒にマッチングする企業を見つけ出すのは進路専任がだいたい一人しかいない東京都の肢体不自由特別支援学校ではとても難しいと思います。

就職が決まったこの生徒の場合も自分が進路専任のときはなかなかいい企業が見出せず、就労移行支援事業所に行くことになりました。

しかしそこの就労移行支援事業所はすぐに本人にマッチした企業を見つけてくれ入って半年で就職をすることができました。
本人は在学時代パソコンが苦手だったのでそういった仕事は難しいと思っていたのですが、決まった企業はパソコンを使った仕事だそうです。
文字入力ではないパソコンを使った仕事もあるようなんです。本人はパソコンは不得意でしたが、スマホ操作はよくやっており、そのスキルで仕事になるようでした。

就労移行支援事業所にもいろいろなところがありますが、知的障害と精神障害にはノウハウがあっても肢体不自由に詳しいところはなかなかないようです。

今はパソコンを使った在宅就労などの道もあります。

肢体不自由校にとっては卒業後すぐ就労でなはく、ワンクッション置いて就労を目指すという方法は一つの選択しになるのではないかと思います。

その卒業生と1時間ほど懇談しましたが、初めての給料は何に使うの?と聞いてみたら「母親に寿司をごちそう」すると言ってました。
卒業して半年ですが、大人になったなとうれしく思いました。

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