おむつ替えは肢体不自由児校の教員にとっては必須の仕事である場合が多いです。
重度重複の子どもにとっては、教員との大事なコミュニケーションの 場面にも成り得ます。
実践障害児教育1月号で特総研の菊池先生は寝たきりの重度重複障害の子がおむつ交換場面で
①教員がその子の肩に触れ呼びかけたときに、その子が肩に触れられたこと、呼ばれたことを認知したなら、その子のにとっての「情報活用能力」
②その子が先生がいると認識したならば、その子にとっての「人間関係形成能力」
③その子がおむつ交換をすると見通したらその子にとっての「将来設計能力」
④そのために少しでも腰を浮かせたり、腰の筋肉に力が入ったり緩めたりしたら、その子にとっての「意思決定能力」である
とキャリア教育四領域のフィルタで日々の関わりを見ていくと、キャリア発達の場面があると論じられています。
この論点は都の肢体不自由校進路研でも話題になっておりました。
AbleGamers End of an Era
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[image: Patrick McNee from The Avengers, smiling wryly and tipping his
bowler hat.]
A tip of the hat for 20 years (40 years jointly) of work in game
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2 日前
重複障害児のキャリア教育を考えるにつけ、その難しさを痛感しています。「おむつ替えとキャリア教育」を読み、このような視点での考え方があるのかと感心しました。他にもこのような視点での考え方が載っている文献があれば教えていただけたら有り難いです。
返信削除るるママさん
削除コメントありがとうございます。
キャリア教育に関して重度重複児への研究はまだ始まったばかりですので、なかなか文献は少ないです。思いつくのは「障害の重い子どもの指導Q&A」
http://www.kyoikushinsha.co.jp/book/0173/index.html
「特別支援教育充実のためのキャリア教育ガイドブック」
http://www.kyoikushinsha.co.jp/book/0147/index.html
等です。