2010年1月21日木曜日

Aグループのうちゅうりょこう(ぱわぽ教材)

3学期の我がグループお話の授業では2学期の反省を生かし、プロジェクターで見る教材をもっと簡略化し、情報量を少なくし、視覚に訴える内容がよいのではとの意見を取り入れて、パワポの教材を試作しています。

ある先生から駒形克己の視覚絵本のようなものがよいのではと助言をいただき、それを参考に簡略化した宇宙船を作図し、パワポに取り込みました。

男の子の部分には生徒の顔写真を取り込もうと思っています。

音はサンダーバードにして遊んでみました。

画像をポちっとなとと押していただくと宇宙船が動きます。


2010年1月19日火曜日

重度のお子さんとICT(情報通信技術) その3


フロッピーディスクケースのスイッチはケースの中にマイクロプッシュスイッチが入っただけの単純な構造ですが、中が透明で中身が見え、また軽い力でスイッチが押せます。

手でスイッチを押せないお子さんが多い我がグループでは頬でフロッピーディスクケースのスイッチ押させてみました。

するとそれを繰り返すうちに3人のお子さんが自分からその方法でスイッチを押せるようになりました。

頬で押すにはこのスイッチが丁度よかったようです。

我がグループのお子さんたちは今までスイッチ操作を経験したことがほとんどなかったようですが、この方法で自分の意思でパソコン操作やミキサーを回したりすることができ、自分で動かす楽しさを感じてくれたようです。

研究協議会ではこの発達段階のお子さんがスイッチと結果の因果関係を理解するのは難しいのではないかという意見が出ました。

確かに因果関係はわからないかもしれませんが、スイッチを押すことによって何か変化が起こるというのはこの3人は分かっています。

それは何回も繰り返していくなかで分かっていくことだと思います。

われわれ健常者だって考えればスイッチに囲まれて生きています。

パソコンのキーボード、リモコンスイッチ、コンロ、ストーブ、レンジ、電灯、など数えればきりがありません。

それをいちいち何で動くのかとか考えることなく、経験で繰り返し、当たり前の感覚になっていますよね。

因果関係が分からなくてもそうやって我がグループのお子さんに自発的な行動が出たというのは素晴らしいいことだと思いました。

当然我がグループでは一対一で大人がつき、(言葉が出ないので)感情や要求を大人が読み取りながらコミュニケーションをとっていきます。

しかし大人側からの働きかけをただ受けるだけではなく、自分からも自発的な行動が出るというのは大きな発見でした。

それができたお子さんも達成感や喜びがあったと思います。

延長モノラルジャック製作

授業のスイッチ操作で使う延長モノラルジャックを2個自作。

ノートパソコンから生徒のいる位置までスイッチを離す必要があり、線の長さが足りず今まで不便をかんじていましたが、これで授業がスムーズにいきそう。

100円ショップにも似た1mのモノラルジャックが売っていますが、音は通すのですけど、スイッチはつながりません。

この延長アダプターは部品代入れて100円程度で製作できます。



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2010年1月17日日曜日

宇宙にただようセガレと自転車(パワポ教材)

宇宙に漂う自転車とセガレをパワポで作ってみました。

BGMとしては個人的にはGREATFUL DEADの DARKSTARがよいのだけど、それだとあまりにもドラッギーでセガレに悪いのでwindowsのサンプル音ベートーベンの曲を入れてみました。

宇宙に漂いながら小さくなったり、大きくなったりします。

フェルトの獅子舞


我が校のピロティー三角コーナーに毎月変わるフェルト作りのかわいい動物が展示され、子どもは当然、教員や保護者にも大人気であります。

実はこれ我が校の主事さん(校内の清掃、器物に修理などをしてくださる方々)が用意してくださり、毎月展示してくださっています。


梅雨時はカエル、クリスマスのときはサンタなど毎回季節感あふれる内容でみんな楽しみにしています。

今月の獅子舞は各学部の授業でも大人気。

試着用の鏡と貸し出しノートまで用意されています。

主事さんの仕事だけで大変なのに、子どもたちの喜ぶことを率先してやってくださるとはありがたいことです。




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2010年1月16日土曜日

THE WAILERS(BOB MARLEY) "KINKY REGGAE " BY CATCH A FIRE LP ILPS 9241 UK ISLAND origi

またレコードを録画UP
ブログの主題から逸脱気味
THE  WAILERS (BOB MARLEY) "KINKY REGGAE "   BY  CATCH  A  FIRE  LP   ILPS 9241  UK  ISLAND origi

2010年1月13日水曜日

自分のセガレに視覚支援

4歳になるセガレがここ最近登園拒否気味。

毎朝 「ようちえん いかない」と大暴れで大変です。

時間や日にちの概念がまだ曖昧で、見通しが持てないことも原因かと。

昨日より視覚支援をためしてみました。

素材はDROPLET PROJECTbo-yaさんのホームページから使わせていただきました。

両方ともすぐれものです。

bo-yaさんのブログはずっと見ているのですが、ホームページのほうがさらにすごいことに最近気づきました。

ダウンロードできる教材の宝庫になっております。

特に時計の1分刻み360個の画像ファイルには驚愕しました。

昨日はこのPCS(Picture Communication Symbolを見て「ふーーん」とため息をつき、納得してくれたようで、大きな混乱もなく幼稚園のバス(いるかごう)に乗ってくれたようです。

これって幼児教育にも充分、力を発揮するのではないでしょうか?




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2010年1月12日火曜日

重度のお子さんとICT(情報通信技術) その2

2学期に入り、本当はいけないんですが、作ったスイッチやおもちゃをお子さんたちに使わせてみたいのが人情というもの。

棒スイッチで動くわんちゃん、扇風機、ピッチングマシーンなどに喜ぶお子さんを見るとうれしい。

また先生方から「起用ね」とか「すごい」とかいわれると、つい有頂天になり、マジカル・トイ本片手にいろいろサルマネで製作に拍車がかかりました。

今から思うとはじめにスイッチありきみたいなお子さんとの関わりになってしまっていました。

重度のわがグループでは「お話」の授業で、絵本をプロジェクターに大画面で写し、見る活動にも重点をおきましょうということになりました。

改造ゲームコントローラーはJOY TO KEYを作動させれば離れたところからカーソルを動かすこともできるので、教員がスライドショーを切り替えるのに使っていました。

たまたま休みが多くお子さんが二人しかいないときに、スライドショーを見せるだけでは時間があまりまくってしまいました。

そこで試しにスイッチで画面を切り替えるのをお子さんにもやらせてみました。

ここで威力を発揮したのがフロッピーケース スイッチでした。

このフロッピーケース スイッチ、作ってはみたものの、うすっぺらくて、当初一番使えないスイッチだと思っていました。

ところが手を自発的に動かせないお子さんの頬に近づけると自分で首を動かして、頬でスイッチを押す(または押そうと)することができました。

その後、我がグループではこのフロピ ケース スイッチが一番威力を発揮していくことになります。

2010年1月11日月曜日

重度のお子さんとICT(情報通信技術) その1

昨年4月より重度のお子さんのグループに関わるようになりました。

健康面では吸引、経管栄養、導尿等の医療的ケア(医ケア)が必要なお子さんが多いグループであり、医ケアがなくても、痰がからみやすかったり、摂食、水分補給がうまくいかなかったり、とまず第一に体調管理ありきであります。

もちろん日々の学習、お子さんたちの知的、体力的 な成長も大事ですが、それ以上にいかに無事故で家庭に帰すかがもっと大事な課題です。

またほとんどのお子さんが手足の可動域が小さく、自分の意思では動かせません。

認知的には教員との一対一のやりとりのなかで、表情や声、笑い等で感情(快・不快)を表したり、~したいという要求を出すというのが課題のお子さんたちです。

そこで授業は 

遊具等での揺さぶり系、

手遊び・歌遊び系、

素材あそび系、

調理系、

外でのお散歩系

等が中心になります。

もちろんこれらの活動は土台であって大事な活動です。

よってこのグループでICTの必要性はほとんど感じずに1学期が過ぎていきました。

というか自分の担当のお子さんをいかに無事家に帰すかが先決で、医療的な知識を身につけるのに精一杯な状態でした。

その一方、一番認知的に高いグループで「技術科」の授業を週1回だけもつことになっていたため、特別支援教育に携わるようになって初めて、電動糸鋸やかなづち、などを使った指導を行うようになりました。

技術科の指導でパソコンの指導もあるため、それに向けて夏期休業中はスイッチ類を大量に製作したり、スイッチとPCのつなぎ方、などを学んだりしました。

そして2学期が明けました。・・・その2へ続く
(夏に作ったスイッチ類をmindmap化してみました。)

2010年1月9日土曜日

Smoke On The Water で朝の会

DEEP PURPLEのSmoke On The Water のサビで朝の会の歌をうたうグループがあります。

我が校の高等部、ある重度グループの朝の会です。

私は生では聴いていないのですが、我がグループの中学部3年生が一日体験授業でその朝の会に参加。

「お は よう  ○○くーん  ご き げん   いかーがー」 と歌われている模様。

当然伴奏はエレキギターです。

このグループ教室にはメルヘンチックな装飾に ちょっと合わない エピフォンのセミアコエレキやどでかいギターアンプ類が鎮座しており、さながら小さなスタジオのようです。

信州特別支援教育誌 slideのbo-yaさんの原稿 『特別支援rock'n roll』をそのまま体現したようなグループですね。