2010年3月11日木曜日

mindmanager8(mindmapソフト)送信機能


3年ほど前から仕事の能率を図るためにmindmapを使っています。

写真は読んでいる本をmindmapにまとめているものの一部です。


最初は手書きで色ペンを使いながら手描きしていましたが、2年前前からソフトのmindmanager7Liteを使用。

昨年からはより多機能なmindmanager8を使っています。

最近はmindmapのソフトも色々出ていてカラフルで、freesoftもたくさん出ています。




その点mindmanagerは視覚的に美しい色合いのmapは描けません。

しかし機能的にはサクサク動くし、簡単にmapを作れるのがよい感じがします。

最近i-phoneを買ったので、imindmap for i-pohneを無料ダウンロードして使ってみました。

視覚的に美しいのですが、とても操作しづらいです。(日本語対応もまだですし)

前任校でスクールバスの責任者をやっていたときの分掌部会ではすべてmindmapでレジメを配布して、先生方と打ち合わせしていました。

しかし今思えば1枚のmapに内容をまとめようとすると、どんどんmapがあみだくじのくもの巣のようになり、また文字が小さくなって見ずらくなります。

mindmapも視覚支援の一種だと思います。(少なくとも私にとっては)

しかし一枚の紙に内容を盛り込みすぎると視覚支援の意味が薄れてきます。

mindmanegerには送信機能というのがあって、mapの枝がどんどん伸びるのを防ぎ、きりのいいところで送信すればそこから新しいmapへと開かれていきます。(その分、紙は増えますが。)

一番下の写真の黄色の四角の小さいクリックボタンが送信ボタンで、そこをクリックすると新しいMapへと開かれます。

新しいmapから、またもとのmapへと行ったり、戻ったりも自由自在です。

こういう使い方は紙のmindmapではできにくいですね。

データとして保存できるのもPCソフトの利点だと思います。
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2010年3月10日水曜日

マイクロスイッチの交換

以前作製した、100円プッシュライトを改造した「振動して光るスイッチ」ですが、使用していたマイクロスイッチがちょっと固く、強く押さないとONにならないので、軽いタッチで通電するように改善。

振動モーターも中の方だとあまり振動が伝わってこないので、直接手で触れるところの裏にホットボンドで接着。

振動がよく伝わるようになり、、軽いタッチでも押せるようになりました






2010年3月7日日曜日

ルパン三世タイトルコール風PowerPointその3

ルパン三世タイトルコール風PowerPointその3
作製しました。
動画

ルパン三世タイトルコール風PowerPointその2

ルパン三世タイトルコール風PowerPointその2
作製。
動画

2010年3月6日土曜日

PowerPoint教材 ”きょうの昼飯は松屋のねぎ玉丼”

PowerPoint教材 ”きょうの昼飯は松屋のねぎ玉丼”

信州カンファのぽっしゅん先生の講演を参考につくってみました。

自分でつくってみるとすごくおもしろいです!

今日の昼食は松屋のねぎ玉丼を食べました。
↓動画

2010年3月4日木曜日

スポーツチャンバラに棒スイッチ


我がAグループではない他のグループの運動の時間にスポーツチャンバラをやっています。

そこで登場するのが(写真のような)ちょっと不気味な王様。

腕の風船のところが棒スイッチになっています。

そして口のベロもスイッチと連動していて、それぞれがビッグマックにつながっており、スポンジ製の刀で叩くと王様がしゃべるしくみ。

棒スイッチを提供したのは私。

というか無断で勝手に王様に組み込まれていました。

王様を見て、あまり本校で出回ってない棒スイッチを誰か買ってつけたのかな?

と思っていたら、私のスイッチでした。(ひとこと言ってからつかってよね。)

ま事後承諾でしたが、こんな面白い使い方を考えてくれたので、よしとします。

体育的な授業にはスイッチでピッチングマシーンを操作したり、電動カーにスイッチを連動させて移動したりなどは見たことありますが、直接棒スイッチを刀で叩くという発想がおもしろいと思いました。

これなら自発的に生徒が刀を動かし、よい体育的活動になるなと思いました。

(くれぐれも叩きすぎて壊さないでね。)

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2010年3月3日水曜日

四歳のセガレに視覚支援

視覚支援を登園拒否気味の四歳のセガレに行うようになると、見通しがもてるようで、幼稚園に楽しく通えるようになりました。

3月はいろいろな行事が入るので、ひとつの枠に二つの絵がはいることも。

春休みは私の田舎のい愛媛県、今治市(しまなみ海道に近いところ)に新幹線で帰省する予定も入れてみました。

Doroplet Projectのすばらしいシンボルとぽっしゅん教材のオリジナルPCSを使わせていただきました。

ノートパソコンのPowerPoint教材をを至近距離で


2/2節分の鬼退治パワポの授業(1回で終了)の写真を見直していたら、信州カンファやら骨折やらで忘れていたことを思い出しました。

鬼退治パワポではスイッチを押して、ピッチングマシーンと鬼が爆発して消滅する画像をスクリーンで連動させました。

しかし、体調がいまひとつで、布団から出られず、スクリーンの見える位置まで行けない生徒がいました。

そこでその生徒のためにノートパソコンとプロジェクターの接続を外して、生徒の目の前にノートの画面をもって行きました。

音はミニギターアンプPUGで増幅。

スイッチは犬のパクパク人形を鬼に改造したものの頭にジェリービーンスイッチを装着。

臨場感があったようで生徒は画面に釘付けでした。

私が授業で使っているのはLET'S NOTEのCF-W5というやつで、3年前ぐらいのモデル。

とにかく軽くて高性能。

充電池もよく持つので、コードをささなくても3時間以上は十分OK。

持ち運びも便利です。

体調面で座位がとれにくく、横になっている場合が多い生徒にはこうやってノートパソコンを使うことも大事だと思います。

訪問の授業にも便利。

2010年3月2日火曜日

時限タイマー製作




先日購入した時限タイマーのキットを本日、半田づけしました。

初めての本格的な基盤製作ということで、躊躇していましたが、いざやってみると以外に簡単。

基盤にはもともと穴が空いていてそこにリレーやらダイオードやらの足を突っ込んで、半田づけするのですが、部品が安定するので、半田づけしやすかったです。

また部品も番号や記号で位置が決まっているので、回路図がわからなくても入れることができました。

合計で半田づけ約50箇所。

半田づけの成功例は富士山のような形がよく、銀色に輝くのがよい。
というのがなかなか実感できなかったのですが、これだけ半田づけを繰り返すと、その感覚がなんとなくつかめてきました。

先週、頼んでいた研究図書が我が校に届き、今日そのなかの一冊「おもちゃがいっぱい」という本を見ると、この同じ時限タイマーを使った工作例が載っていました。

この本、スイッチの教材もけっこう掲載されているのですが、なかなかマニアックな内容で、「おしっこセンサー」とか、手を叩くと神棚の神が出てきて「おしっこへいきなさい」としゃべるおもちゃとか、なかなか笑えるおもちゃが多数ありました。


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2010年2月28日日曜日

重度の生徒のコミュニケーションとVTR(動画記録)の重要性







信州カンファで購入した書籍『コミュニケーション支援の世界』 を精読しているところです。

この本の存在は前からなんとなく知ってはいたのですが、これほど重度の肢体不自由児のコミュニケーションについて特化して記した書籍とは思っていませんでした。

もっと早く出会っていればと思うぐらいです。

私が担当しているグループの生徒たちは健康面では医療的ケアが必要であったり、体力が弱く、発作が頻発したりするので、授業中と給食以外では布団で過ごしています。(経管栄養の生徒は注入のときも布団です。)

したがって授業中以外でのグループ教室内の配置は上の図のようになります。(絵が下手ですみません。)

我がグループの生徒は認知の面では、『コミュニケーション支援の世界』の内容によると「聞き手効果段階(Perlocutionary Stage):情動の表出・物への興味を示す行為・大人からの働きかけへの反応等はあるが、まだ信号として十分ではない。この時期では大人が子どもの行為の何らかの意図を表すとものとして受け取り、子どもの意図通りに返すことによってやりとりが成立する。」に相当する生徒たちです。

また手や足が自分では動かせない生徒がほとんどなので、大人が働きかけても、表情や目の動き、呼吸の仕方など反応が微細なものになってきます。

その微細な反応をとらえ、生徒に言葉で返してあげたり、ほめてあげたりし、それによって生徒が喜び、微細な反応が強化されていくことが、大事なコミュニケーションンになってきます。

しかし、一番多く接している担任の教師でさえ、すべての微細な反応を見逃さず捕らえることは至難です。

医療的ケアや姿勢の保持、排痰など、生徒の健康保持に追われているときはなおさら、そこまで、頭が回りにくくなります。

この本ではVTR記録を活かすことが重要だと述べられいて、その具体的な方法も載っています。

我がグループではなかなかじっくり一人ひとりの活動をビデオに録るのは難しく、研究授業で録ったときも一人ひとりの表情まではなかなかとらえられませんでした。

しかしここ最近重宝しているのがi-phoneビデオカメラ機能です。

3回ぐらいボタンを押せばすぐ動画が撮影できるので、ポケットからさっと取り出し、すぐ撮影できます。(2000円ビデオカメラは必要なくなりました。)

私の担当する生徒と大好きな身体の揺さぶり遊びをしながら、1分ほど動画を撮影。

生徒の自発的な表情が出やすいように、単に揺らすだけでなく、ところどころで、「ピッ」といいながら動きを止めてあげると「あれおかしいなあ・・、次もやってくれるのかなといった」といった表情が出たり、目を左右、上下に動かしたりなどの様子が動画で再確認できます。

また布団によこたわってスヌーズレンを目で追っている表情なども動画でよく確認できました。

保護者との個人面談のときもこのときの動画をパソコンの画面で見てもらい、様子がよくわかってもらえたようです。

こういった機器も使いながら、次のステップにつなげるコミュニケーションを考えていくのは大事だと思った次第です。