2013年2月12日火曜日

こんなサポートがあれば!〈3〉LD、ADHD、アスペルガー症候群、高機能自閉症の人たち自身の声 就労支援編

こんなサポートがあれば!〈3〉LD、ADHD、アスペルガー症候群、高機能自閉症の人たち自身の声 就労支援編

昨年の年末に出たばかりの本です。

当事者さんの体験談が中心の本ですが、かなり内容が充実しています。

就労支援編ということで、発達障害の方が企業で働く中でどのような困難があったり、どのような配慮でうまく適応しているのかが、よく分かります。

出てくる当事者さんは大体、3,40代以上の方が多く、その方たちが子どもの頃は発達障害の概念がなかったので、就職して、うまく適応できず、そこで受診して分かったということが多いそうです。

最近は障害者雇用の企業側も発達障害への理解が進みつつあり、制度の発達障害の方を雇うと、その企業に補助金が出る等の措置がるそうです。

本の中のコラムに役立つアイテムが出てきますが、タイムタイマー、構造化、スケジュール等、知的な遅れがなくても有効なんだなと思いました。

教育の現場、特に通常学級の現場では目前の課題に目がどうしても行きがちですが、将来就労するにあたって、どうのようなことがつまづきの原因になるのかを知っておくと教員にとっても、保護者にとってもかなり有効ではないかと思います。

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