この7月に出版された
「障害の重い子どもの発達理解ガイド」に学びのための発達の最近接領域について述べられている箇所があります。
よく聞く概念なのですが、これに関して図をもとにとても分かりやすく説明されています。
領域A 子どもがひとりでできること
領域B 教師の援助があってできること
領域C 子供がひとりではできないこと
「体験や経験を積み重ねることで領域Aや領域Bは拡大していく。この拡大が子どもが学び、力をみにつけたことを示す。子どもひとりではできないけれど、教師の援助があれば可能になる活動を教師が選択し取り上げることが不可欠である。」
というところがとても大事だなと思いました。
この内容が図で端的に示されていますので、是非ご一読してほしいと思います。
2019年8月25日日曜日
2019年3月17日日曜日
国語・算数「ぐりとぐら」で使った教材
大きな箱は教材としては、とても便利です。
ぐりとぐらのリュックに食材などを入れる教材として使いました。
絵カードと絵カード、具体物と絵カードなどのマッチングができたら、リュックの穴に入れるようにしました。

一番反応がよかったのは平面の絵カードやペープサートよりも、立体的な教材です。
くす玉のおもちゃを玉子に改造したもの、牛乳瓶から紐状の白い中身を引っ張り出すもの、ナイフで切れるバター、小麦粉や砂糖の袋から中身を取り出す教材などです。
実際に触れて操作できる教材は作るのが大変ですが、子どもたちは大好きなのです。
![]() |
アッカスマートにつける玉子カーの絵 |
アッカスマートで「ぐりとぐら」
国語算数「ぐりとぐら」の授業でアッカスマートという支援機器を使いました。
アッカスマートはスイッチで移動できる台車で、車椅子ごとアッカスマートに固定して、外部スイッチを接続すると移動することができます。
運転用のスイッチインターフェイスを接続するとレバーで思う方向に動かすことができます。
動くスピードも子どもの実態に合わせて変えることができます。
方向のコントロールが難しい場合は、床に色テープを貼ると、それをアッカスマートのセンサーが読み取って、テープの方向に進むことができます。
授業ではお話しの最後に玉子カーが出てくるので、それに見立てて、アッカスマートを利用しました。
教室の中に円形にテープを貼って、ぐるりと一周するようにしました。
ビッグマックにはtoy用のスイッチジャックがあり、録音が再生される間、オモチャを動かせることができます。
その機能を利用し、ぐりとぐらの歌を20秒ほど録音しておいて、歌が流れる間アッカスマートが動くように設定しました。
1回スイッチを押しただけで、歌が流れている間、玉子カーが、自動で円周上を走ります。
アッカスマートはスイッチで移動できる台車で、車椅子ごとアッカスマートに固定して、外部スイッチを接続すると移動することができます。

動くスピードも子どもの実態に合わせて変えることができます。
方向のコントロールが難しい場合は、床に色テープを貼ると、それをアッカスマートのセンサーが読み取って、テープの方向に進むことができます。
授業ではお話しの最後に玉子カーが出てくるので、それに見立てて、アッカスマートを利用しました。
教室の中に円形にテープを貼って、ぐるりと一周するようにしました。

その機能を利用し、ぐりとぐらの歌を20秒ほど録音しておいて、歌が流れる間アッカスマートが動くように設定しました。
1回スイッチを押しただけで、歌が流れている間、玉子カーが、自動で円周上を走ります。
2018年12月4日火曜日
国語算数の一斉授業での個別課題教材
国語・算数の集団授業(児童6名)で使っている個別課題教材です。
「ちょっといれて」という絵本を題材にしています。
授業の流れは
①絵本の読み聞かせ
②個別課題
➂再現あそび
自立活動を主とする課程では国語・算数的な力もそれぞれの子どもが違います。
マッチングが難しい子には
①延滞反応の学習用の箱
②球を穴、または筒に入れる教材
マッチングが可能な子は
①同じ絵を合わせる教材
名詞が分かることが課題の子には
①文字の型はめ教材
②動物の絵の種類分け
などを用意しています。
Labels:
木工教材、スイッチ教材
2018年12月3日月曜日
タブレット端末講習会
11月の休憩時間にタブレット端末講座を週2回ずつ計6回行いました。
1週目はアクセスガイドやアシスティブタッチなどの基本的なアクセシビリティの操作方法。
2週目はSoundingBoardと画像検索アプリ「さがすんです」の使い方。
3週目は外部スイッチでタブレット端末を操作する方法。
で行いました。
放課後でもなく、勤務時間内の休憩時間30分を利用したのですが、それでも各週6名~10名の参加がありました。(学校介護職員さんの参加もありました。)
短時間だとやる内容は限られますが、参加者は自分の興味のある講座を選んで受講しやすいため、参加しやすくなるのではないかと思います。
何より自分自身があまり、タブレットが得意ではないのですが、人に教えるとなると、いろいろ勉強しますので、今までうろ覚えだったのが、かなりしっかり身に付きました。
タブレット端末に限らず、こういった取り組みを今後も工夫して続けてみたいと思います。
1週目はアクセスガイドやアシスティブタッチなどの基本的なアクセシビリティの操作方法。
2週目はSoundingBoardと画像検索アプリ「さがすんです」の使い方。
3週目は外部スイッチでタブレット端末を操作する方法。
で行いました。
放課後でもなく、勤務時間内の休憩時間30分を利用したのですが、それでも各週6名~10名の参加がありました。(学校介護職員さんの参加もありました。)
短時間だとやる内容は限られますが、参加者は自分の興味のある講座を選んで受講しやすいため、参加しやすくなるのではないかと思います。
何より自分自身があまり、タブレットが得意ではないのですが、人に教えるとなると、いろいろ勉強しますので、今までうろ覚えだったのが、かなりしっかり身に付きました。
タブレット端末に限らず、こういった取り組みを今後も工夫して続けてみたいと思います。
Labels:
支援機器操作法講座
2018年12月1日土曜日
支援機器操作法講習会
支援機器の操作法講習会を行いました。
勤務時間内に30分だけ時間をいただけたので、肢体不自由部門の教職員、約40名を対象に行いました。
ビッグマック系のVOCAの操作法は自分自身、あまりよく分かっていなかったのですが、参加者に説明するために、いろいろ操作してみて、自分自身勉強になりました 。
形は同じでもビッグマックとステップバイステップは機能が違っていたり、ステップバイステップチョイスになると、また録音方法が違っていたり、ステップバイステップでオモチャを動かすときは、ビッグマックと違う録音方法が必要であったりします。
実技講習は「ビッグマックの録音・再生」と「BDアダプタを電池ボックスにつなぐこと」の二つに絞りました。
BDアダプタと電動オモチャとビッグマックを12個ずつ用意し、グループごとに触ってもらいました。
やはり実物を触ると、皆さん盛り上がっていました。
Labels:
支援機器操作法講座
2018年10月14日日曜日
PECSのフェイズIでVOCAを活用
PECSは絵カードを使って、コミュニケーションの能力を高めていく指導方法です。
PECSのフェイズIは一番初歩の段階で行う指導方法で、「子どもが絵カードを支援者に渡したら、好子が与えられる」ということを主眼に行います。その場合、絵カードの内容は子どもにとって、わからなくてもかまいません。
ただ子どもによっては、フェイズⅠの段階では絵カードを弄び、絵カード折ってしまったり、角の感触を楽しんでしまたりして、相手に渡すということに気持ちが向かなくなる場合があります。
フェイズⅠの主眼は「子どもが絵カードを支援者に渡したら、好子が与えられる」ということなので、絵カードの内容はわからなくてもよいということです。
そうであれば、「絵カードを渡すこと」を「VOCAを押すとこと」に代替できるという実践ポスターをfacebook上で知ることができました。
2枚目の写真はVOVAに「ちょうだい」という言葉を入れて、子どもが押したらお芋型の振動するスイッチを渡してあげるという課題をやったときの教材です。
3枚目は絵カードを使う場合ですが、弄んでしまうことが多かったです。
この技法であれば、上肢に麻痺があり、絵カードの操作が難しい子でもフェイズⅠの課題をやることができます。
PECSのフェイズIは一番初歩の段階で行う指導方法で、「子どもが絵カードを支援者に渡したら、好子が与えられる」ということを主眼に行います。その場合、絵カードの内容は子どもにとって、わからなくてもかまいません。
ただ子どもによっては、フェイズⅠの段階では絵カードを弄び、絵カード折ってしまったり、角の感触を楽しんでしまたりして、相手に渡すということに気持ちが向かなくなる場合があります。
そうであれば、「絵カードを渡すこと」を「VOCAを押すとこと」に代替できるという実践ポスターをfacebook上で知ることができました。
3枚目は絵カードを使う場合ですが、弄んでしまうことが多かったです。
この技法であれば、上肢に麻痺があり、絵カードの操作が難しい子でもフェイズⅠの課題をやることができます。
2018年4月21日土曜日
2018年4月15日日曜日
登録:
投稿 (Atom)